もはや早すぎるということはない!40代は資産運用を実践の中で学んでいこう
2020/05/19
若者に比べれば、40代はリタイアまで残された年月が少ないのです。「まぁ、そのうち時間ができたら…」なんて思っていると、あっという間にお爺さんになっちゃいます。お爺さんになる前に資産運用のスキルを身に付けて豊かな老後を過ごすことが理想ではないでしょうか。
もちろん資産運用などのお金に関わることだけでなく、自分のやりたいこと、ライフプランも必要です。その準備を今から怠りなくやりましょう。リタイア寸前に焦って「資産運用で老後資金を…」というのは一番避けたいパターンです。
習熟するには時間も経験も必要
人生の色々な事と同様に資産運用に関しても経済の動きや大きな流れ、投資のことを知って習熟するには、やはり時間も経験も必要です。例えば株式投資でも様々な下げ局面を見てきた人と初めて下げ局面を経験する人では反応も対応も違うでしょう。
株は上がったり、下がったりするものだということを体得してきた人が株式投資をしている場合と、投資するのは老後になって初めてという人は違うはずです。よく知らないまま、沢山の退職金を投じてしまって初めて大きな下げに直面した場合、精神的にも経済的にも老後の生活の質は下がってしまいかねません。
そういうことにならないためにも、40代のうちから投資に馴染んでおいた方がいいと思うのです。もはや早すぎるということはありません。まずは自分のプランを確認して今の資産がどうなっているか見直してみましょう。目的のある資金は元本保証のもので運用し、それ以外の余裕資金をどのように運用してみたらいいか、考えていきましょう。
自分の能力を高める一番いい方法
自分が実際に株式、債券、投信などを買って運用してみると、色々なことが分かってくると思います。上がったり、下がったりした場合の自分の心理、市場の心理などは体験しないと分からないでしょう。それをどうコントロールしていくかというのも1つのスキルです。
また、自分が実際に投資をしていれば、それに関係するニュースも耳に飛び込んでくるはずです。世界や日本の経済の行方や金融を取り巻く状況、それと自分が保有している金融商品の関係性はどうかなのか、今後、どのような投資をしていったらいいのか、あるいは自分の資産の配分をどうするかというのも現実の経済の動きの中で学んでいくものだと思います。
そうした実際の経験と検証の積み重ねが資産運用のスキルを磨いていきます。本気でやる実践こそが、自分の能力を高める一番いい方法だと思います。